TS認知行動療法センター 三鷹マインドフルネス・ラボ。うつ病の再発防止、ストレスにとらわれた心から解放

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イライラ・うつうつさん

イライラと心配で一杯な30代女性、サポーティブな夫、元気な娘の3人暮らし、最近うつうつとして、イライラが止らくなり、このままだと子育てに悪影響化が出るのではと不安になり受講。

 A子さん:こんにちは、最近イライラしてしまうんです。

 どのように?

 A子さん:私は割と心配性なところがあり。子どもが外で誰かに酷いことをされていないか、迷子の時の心配。想像して・・心配になる。頭の中に広がる。小説を読んでも、ニュースを見っても、心配なことを考えだすと・・自分の気持ちも落ち込んで、それとイライラしてしまうんです。

 それに対してどんな解決法を取って来られたのでしょうか?

 A子さん:はい。対処はいろいろやりました。


 例えば、テレビのニュースはなるべく見ない。マイナスなものを目に入れたり耳に入れたりしないようにしてきました。それで、1日気分がすきっとしない時「頭の中で」・・デパートで、店員に怒っている場面。多分気持ちの切り替えとか・・よく言えば共感とかは強いが、悪く言えば囚われてしまうところがあるんですね。
他人事と思えなくなるんです・・。 

 TVで、殺人や紛争を見るとそこから物語を作るです。頭の中に勝手に作る。自分がそうなってしまうような物語を作るんです。 そういう時は心配で、心配で、外に出ることも辛くなりますね。 自分については、疲労感、イライラ感があり、自分でもはっきりとはよく分からないんですけど、どちらかというと、ハッキリと自分を突き放してみる癖がある(こんな私じゃダメじゃないと)。

 今ままでもそうなんですけれど、評価で判断してしまう。価値があるか、意味があるかとか…いろいろと他の人のドキメンタリ―見たり・・いろんな考え方、生き方があると思うんでけど・・その登場人物と私は全然違うと思うんですけれど・・分かっているはずなのに・・すると自分の過去を思い出し、何だか、ずっとべったりくっついている不快感があって。そんなのは、気持ち悪い私はそう思っているんですけれど…、 
それで? 

 現在主婦なんですけど、周りからは、楽よねと、世間の目が・・評価が・・気になって、自分自身が、ぽんと抜けてしまっている。ほんとはそんなこと気にしないで良いと分かっているんですけれど、・・注意が引っ張られてしまう。もうちょっと評価とかじゃない…、でも、それで、辛くなってしまうんです。

 

  そんなことが、もやもやが、小さいころよりあって、本「こうすればよくなるとか、心が晴れるとか、今日からすぐに幸せにとか」もいろいろ読んできましたが、…何か…。 他にはどんな影響が? 最近子育てでも、普段は穏やかに接しられるんですが…、子どもが失敗すると、怒ってしまって、何度も厳しく叱ってしまったり。このままでは、私は子どもをちゃんと育てて行ける自信がないとなってしまい。それもまた辛くなってしまいます。 

 A子さんはこの問題を解決しようと、様々な取り組みをされてきました。そして、こうありたい自分と今の自分とのギャップをちじめようと様々な努力がありました。しかし、その中身を変えようとするほど、イライラと心配は次のイライラと心配を連れてくるようようでした。 そして疲れ果ててしまったと思われました。 

 

A子さんは、マインドフルネス認知療法に取り組むことを決めました。 それでは、これからマインドフルネスを体験していく中でどんなことが起きるのかをご一緒に眺めていきましょう。 

マインドフルネス自体は8回のプログラムになりますが、それを中核においたカウンセリングになりますと個人差がございます。

第1回 「自動操縦状態に気づく」レーズンを食べる。ボディースキャン。を中心に。

第1回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 ボディースキャン  

コメント:レーズン好きな方なんですけれど・・無意識なんで、ありのままにに見ろって言われても・・どうしても自分の経験上に照らし見る(考えている)ことに気がつきました。未知の物であると注意を向けかえようとしました。そんなに無理はしなかった。 

ボディースキャン:目的は身体の部分に順番に焦点をあてていく。見つけた感覚に気づく。感覚の特性を探るために穏やかな好奇心を向け続ける。 

コメント:意外とレーズンの時よりも…身体の方が難しい…意識を向けるというのが難しい・・足の先部分でガイドされている。でも考えてしまう。感覚を頤使してしまって…やり慣れないことを始める時…足の形…左足の痛さとかとかに注意を向けました。でも、・・お腹がすいてきなたなとか、自分の親のこととか、いろんなところに飛ぶんです。 
それで、また向けかえるという感じでした。今の気分スッキリした感じです。

第2回 「うまくいかないとき」 ボディースキャン。マインドフルネスウォーク。を中心に。

第2回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 うまくいかないとき

 

 

コメント:ホームワークは毎日はできませんでした。でも、できるだけやりました。家でやっている時、最初は良かったけれど、また、元の自分にもどてしまうようで、これは大変だ!となりました。気分を変えなきゃいけないと思いました。
 何度も感覚に注意を向けかえているうちに何か軽くなるような体験があり、それに続いて、皆だってあるんじゃないかなこんなこともと。
でも、注意を向けかえるって大変だと思いました。

第3回 「呼吸へのマインドフルネス」 息のマインドフルネス。息と身体のマインドフルネスを中心に。

第3回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 呼吸法 

 

 

コメント:注意を向けることはできると思いました。難しい時もあるけれど…。批判的な自分が多いことが分かりました。まるで、大人が子どもに説教をするような…。

「ああするべきとか、こうしなくちゃダメとか」注意を全身に広げて身体全体が感じられると、なんだか気持ちが良いなと感じました。

歩く時とか、歩くを心に留めて置いているように心がけました。

第4回 「現在にとどまる」 3分間呼吸空間法。手のマインドフルネス。ソフトヨガ。を中心に。

第4回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 3分間呼吸法  

 

 

コメント:心の中に浮かんで来るものに注意を向けると、雑念が凄い勢いで出てきました。呼吸に注意を向けても、やはり雑念は出てきました。行ったり来たりです。身体の全身に広げると安定のようなものを感じました。 この前、主人の仕事の悩みを聞いている時に、「心配になっている」心の中での出来事を発見しました。

でも次に「私が心配していもしょうがないと」という考えが出て来てビックリしました。
ただ聴いている感じというか…

第5回 「あるがままにさせておく」 音と思考のマインドフルネス~座瞑想を中心に。

第5回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 瞑想を中心に

コメント:音のマインドフルネスをやっている時、子どもが途中で音楽を止めてしまいちょっとイラットしている自分に気づき、でも「しょうがないかなと」、ヨガへ…、マインドフルネスをやっていると子どもがまとわりついてきてなかなかできません。

でも暫く続けていると、真似しだしたので、これはと、続けていると子どもも真似しながらがやるということが起きました。

イライラはそんなにしなかったかな…。気持ちがよかった。

第6回 「思考は単に思考に過ぎない」

第6回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 思考は単に思考にすぎない

 

コメント:ボディースキャンを実践していると、頭がクリアーになる体験がありました。自分には合っているようです。また過去のことを思い出した時に、日課のマインドフルネスをこの時は鍋に触れるとやりました。
 つるつる、凸凹、ザラザラ、と触れ続けていると、これが鍋だと。

過去のことは何か消えて行った。「やがて通り過ぎるというのはこういうことかと感じた。

第7回 「滅入り込む前兆にどう対応するか」 これまでの諸技法を中心に

第7回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 滅入る気持ちにどう対応するか

 

 

コメント:心の中にはいろいろ浮かんでくるけれど、意外と気分は注意を向けかえると、呼吸と共にいると、意外と和らぐんだなと思いました。

 具体的にガラッと変わったというところは無いんですが・・子どもの動きが激しくなってきたにもかかわらず穏やかかに受け止められるようになって来ている。

ホームワークはしっかりと続けなくちゃいけないんで…1日おきとかでやっていると…そこでの変化はあまり出てこない…今は気持ちが安定してるから…また気持ちが安定しているから、次にこうやってみようかなと「考えている」ことに気づく。

第8回 「生活の中でバランスを維持するには」

第8回マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 生活の中でバランスを維持するには  

今のところ淡々とやっている感じです。出来るだけやることは大切です。時々イライラしたり…でも以前はこのイライラをどうしたらいいか分からなかった。

やっぱりやってみないと分からないものですね。…起きていることを認めるということが起こってるんです。価値判断が出てきたりした時は…そういうモードに入っているんだなと眺めてる。という客観性が出てきた、そういう体験を忘れないように積み重ねて。

はい終わり、次に行ってみよう。

それから私にとっては本は世界が広がる、こういう喜び(自分にとっての栄養や楽しみ)を持ち続けることかな。

A子さんとは、こんなやり取りを24回ほど続けて終結しました。

マインドフルネス認知行動療法 受講のその後~感想~より

マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 お客様の感想

以前から気分が落ち込むと、その状況からなかなか抜け出せなくなったり、自分の中に閉じこもってしまうことがよくありました。 
そのたびに、「気分が晴れる」、「心が楽になる」、「前向きになれる」とうたった本を読んだり、何とか自分を変えたい、もうの苦しい思いをするのは嫌だ・・・ともがいていたように思います。

 マインドフルネスの考え方、エクササイズを学んでからは、相変わらず悩むこともありますが、今を生きることがとても楽になりました。 そして、悩む自分をやさしく受けとめて、前に進めるようになりました。

 現在3歳の子どもの母親ですが、子どもに対して笑顔でいられることも多くなり、心にゆとりを持って過ごせるようになったと実感しております。 また、日々のささやかな喜びに気付くこともできるようになり、希望が持てるようになりました。

「アドラー心理学とマインドフルネス」ワークショップ

日時:2016年11月27日(日)

   9:00~18:00

 

講師: 坂本 洲子

     (アドラー心理学心理療法士)

 

   藤田 貴士

    (マインドフルネス・ラボ代表)

 

問合せ ▼▲こちらへ

マインドフルネス認知行動療法 うつ病の再発防止 三鷹駅から7分 藤田貴士

TS認知行動療法センター

三鷹マインドフルネス・ラボ

 

181-0013

東京都三鷹市下連雀3-9-6-505

 TEL:080-9386-3151(完全予約制)

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